【周南市】無添加・無化調の移動販売「らーめん月」へ。「自然と命の感謝」をテーマにした一杯に隠された深い想い。
2025年3月2日、気になるキッチンカーにお邪魔しました。
そのキッチンカーは「らーめん月」。
HPによると「防府市の移動販売らーめん」とのこと。でも、周南市に出店されることもあるみたい!
ということで、ご紹介させていただくことに。
3月2日の出店場所は「ソピアゴルフガーデン駐車場」。
かわいくてオシャレなキッチンカーが目印です。

らーめんを食べるスペースがキッチンカー隣にあります。
「らーめん月」で提供されるのは四種類のらーめん。
- 月 塩 1,000円
- 月 醤油 1,000円
- 満月 1,100円
- 新月 1,100円
どれも「無添加・無化調」。
そして鶏白湯がベースになっているそうです。
筆者は白濁してクリーミーに泡立っているスープが印象的な「満月」をお願いしました。
待っている間に用意されたのはあったかいお茶。
猛烈寒波が到来した時期に本格始動された「らーめん月」さん。
このあったかいお茶にお心遣いを感じます。
少し待っていると、やって来た「満月」。
キッチンカーでらーめんをいただくのは初めてな筆者。
あまりにも本格的な感じでびっくり!
表面が泡立っていて麺が見えない丼。
とってもクリーミーです。
上にはチャーシュー、ネギなどが乗っていますよ。
麺は細めで全粒粉入り。
こちらの麺は山陽小野田にある三浦製麺のもの。
お店のらーめんに合うように特別にオーダーされたものだそうですよ。
細い麺にクリーミーなスープが絡みます。
まろやかで色んな旨味がつまっているように感じました。
そして、チャーシュー。これがとってもやわらかい。
ほぼスープを飲み干して完食です。
キッチンカーでいただける無添加・無化調のこだわりらーめん。
店主さんは、このキッチンカーを始動前の1年間ほど兵庫県にある「天垣内らーめん星と月」さんで修業を積まれたそうです。
らーめんへの情熱を感じますよね。
さらに驚くべきことに、らーめんの重要な素材となるニワトリをご自身で育てていらしゃるのだとか。
そして、時には自ら〆ることも。
お店で販売されているお米も店主さんが作られているそうですよ。
そんなお店のテーマは「自然と命の感謝」。
自然にある素材だけを使い、命を余すことなくいただく。
ご自身で生き物や作物を育ている店主さんだからこそ、伝えることが出来るテーマですね。
でも、どうしてキッチンカーなのでしょう?
お店を始めるきっかけをお聞きすると、そこには想像以上に深いものがありました。
それはご自身のお子様が小児がんを患ったこと。
その時に色んな方に助けてもらったこと、それに対して恩返ししたい…という気持ちがあったそうです。
そこでキッチンカーという方法で、様々な事情でなかなか外食が出来ない方々に無添加・無化調のらーめん、命の大切さを伝える一杯を届けたい、と考えられているそうです。
その活動は徐々にスタートしていて、2025年4月には防府の児童養護施設に無料でらーめんを提供される予定なのだとか。
将来的には小学生以下は無料でらーめんを提供するなど、誰でも「らーめん月」で食事を出来るようにしたいとも聞かせて下さいました。
店主さんのそんな気持ちや活動に賛同して、徐々にスポンサーの方も集まっているそうです。
Instagramで発見して何気なくお邪魔した「らーめん月」さん。
実はとってもスゴイお店でした。
一杯1,000円の「らーめん月」さんのメニュー。
もっと安く提供する方法はたくさんあるけれど、そうはせずに無添加・無化調にこだわり手間暇をかけて作られているそうです。
さらに、らーめんへのこだわりはもちろん、それを通して伝えたい想いを活動という形に変えられていく行動力…。
誰にでも出来ることではないですよね。
色んな想いがこもった一杯、気になる方はぜひ味わってみてはいかがでしょう。
ちなみに店主さんが平日はWeb関係のお仕事をされているため、出店は土日のみとなります。
詳しい出店情報についてはHPやInstagramをご確認下さいね。
店主さんによるとLINE登録がオススメとのことでしたよ。
※お忙しい中ご対応下さったらーめん月様、ありがとうございました!
ソピアゴルフガーデンはこちら↓