【光市】光市の「おっぱい都市宣言」がネットで話題に。みなさんはどう思いますか?
光市では3つの都市宣言が掲げられており、そのうちの一つに「おっぱい都市宣言」が含まれています。その「おっぱい都市宣言」について、ネットがざわついているようです。その中には肯定的な意見もありますが、地元民にとっては「母乳神話の押し付け」「気持ち悪い」などの悲しい意見も多いようです…。
みなさんは光市のHPをご覧になったことがありますか?そこに「おっぱい都市宣言」について詳しく記載されています。
この「おっぱい都市宣言」の始まりは昭和51年。その当時は粉ミルク育児が全盛期。そんな中でも光市は母乳栄養の重要性に着目、それを広める活動を実施し、母乳栄養率が高い地域として県内外から注目されるようになったそうです。
昭和51年当初は「母乳栄養」「母乳育児」を重要視していたようですが、現在では「栄養法や子どもの年齢にかかわらず、胸でしっかりと子どもを抱きしめ愛しむふれあいの子育て“おっぱい育児”の推進へと広がっていきました。」と記載されています。
そこには「母乳神話の押し付け」はなく、地域での子育て支援に力を入れている様子が見えます。
光市HPの「おっぱい都市宣言」についての説明を読んでも、悲しい意見は消えないのでしょうか?「おっぱい」「宣言」というインパクトの強い言葉だけではなく、その内容にも注目が集まるといいのですが…。
光市では家族で楽しめる「おっぱいまつり」の開催や、コロナ禍で「おっぱい育児応援給付金」が支給されたこともあります。また、周南エリアでは初めて、中学3年生までの子どもの医療費を所得制限なく完全に無料化する動きもあるそうです。
「おっぱい都市宣言」をしている光市は、子育て世代にとって良いところがたくさんある市だと思います。「おっぱい都市宣言」という言葉だけに注目が集まるのではなく、そこに含まれた意味や活動内容も知ってもらえるといいですね。
おっぱい都市宣言
1 私たちは、おっぱいをとおして、“母と子と父そして人にやさしいまち光”をつくります。
2 私たちは、おっぱいという胸のぬくもりの中で、子どもをしっかりと抱き、愛しみ、心豊かで健やかな輝く 光っ子を育てます。
3 私たちは、すべての母親のおっぱいが、より豊かに赤ちゃんに与えられるよう皆で手助けします。
4 私たちは、おっぱいを尊び、偉大なる母を皆で守ります。「おっぱい」何と温かく、優しい言葉でしょう。
「おっぱい」をとおした母と子の穏やかなふれあいは、真に生きる力を持つ、心豊かでたくましい若者を育ててくれることでしょう。
そして、この若者たちが“母と子と父そして人にやさしいまち光”で子育てを楽しみながら、このまちに住み、まちとともに輝くことを夢みて、ここ光市を「おっぱい都市」とすることを宣言いたします。
平成17年6月30日 山口県光市議会