【光市】多くの常連さんを生んだ43年。家族の笑顔と一緒にあった子ども服店「Carrot」が2月15日閉店へ。
2025年1月中旬、
2/15に島田のビーストリート内のセレクトショップのキャロットが閉店するそうです。
新しいお店も出来ましたが、また寂しくなりますね。
という情報提供をいただきました。
光市島田のビーストリート。
アルクが近くにあって、COFFEEBOYやネージュなどがある場所ですよね。
2025年2月、情報提供をいただいてからお邪魔してみることにしました。
「Carrot」さんは道路に面したところにあります。
きっと一度は見かけた事があるという方が多いのでは。
色々な子ども服がディスプレイされているお店。
でも、筆者が伺った日は様子が違います。
まず目に入るのは「閉店のお知らせ」と「SALE」の貼り紙。
そこには情報提供で教えていただいた通り、2025年2月15日に閉店される旨の記載がありました。
そして、情報提供者様が2025年1月中旬に下さったお写真では、店内に多くの子供服が販売されている様子でしたが、
現在の売り場は入口前側だけになっていました。
きっと閉店前に色々な方が手に取られたのですね。
それでも棚にはベビーからキッズの洋服が並んでいます。
まだまだ活躍しそうなスウェット。
春物もありました。
2025年1月末からは50%OFFになっていて、ほとんどの商品が1,000円台で購入できる印象です。
どの服もかわいい。
ちょっとしたデザインが凝っていて、1枚着ているだけでもオシャレになれそうです。
それに手触りが良かったり、伸縮性があったり、機能面でもお子さまにうれしい点がいっぱい。
買い物の予定がなかった筆者ですが、いつの間にかパンツを買っていました。
筆者が最初に手に取ったのはジャストサイズの淡い色のパンツ。
でも、最終的に手に取ったのはワンサイズ大きくて、色の濃いパンツです。
服を見て迷っていると、店主さんが
「このパンツなら折って履いてもおかしくないデザインですよ。
同じ種類なら濃い色のパンツの方が人気ですよ。こっちの色もかわいいけど汚れが気にならないから。
お金を出して買うんだから最低でも2シーズンは着て欲しいな。」
とアドバイスをくれました。
それを聞いて、なるほどと納得していい買い物が出来ました。
ネットで服を買うことが多い筆者。でも、対面でこんな風に服を買うのって素敵ですね。
服を知っている店主さんだからこその視点、会話の中で生まれる服への愛着。
より服を素敵に大事に思えるような気がします。
きっと筆者のように感じて「Carrot」さんを利用されていた方も多いのではないでしょうか。
光市で子ども服屋さんを続けて43年という「Carrot」さん。
元々お洋服がお好きだったという店主さんが、26・27歳の時に
「たった一度の人生。好きなことをして働きたい」
と思い、当時ほとんど無かった子ども服屋さんを始められたそうです。
お店を営む中では色々なことがあったそうです。
楽しいことだけではなく、もちろん大変なことも。
それでも43年という長い期間には多くの常連さんが。閉店を惜しむ声が数多くあるそうです。
今回の閉店理由はお店を始められた時と似ていて「残りの時間を好きなことをして過ごしたい。」と、お聞きしました。
最初から最後まで素敵な理由ですよね。
お店に居ると、この場所も店主さんの好きが詰まっているように感じます。
落ち着く木の温もりも、店主さんがチョイスしたお洋服も…。
この空間が無くなってしまうのはさみしいですね。
そして、お店の一画に飾られていたCarrotの服を身に着けたお子さまの素敵な笑顔も目に留まりました。
「子どもってすぐ大きくなるから。」
「すぐ着られなくなるから。」
そんな風に思いがちな子ども服。
でも、そんな貴重な期間だからこそ着て欲しいと感じるもの、着心地のいいもので過ごして欲しい。
いっぱいの笑顔で過ごして欲しい。
Carrotさんではそんな想いを叶えてくれる服がたくさんあったのだろうなと感じます。
お店は閉店してしまいますが、ここで服を買っていた親御さん、お子さまにとっては思い出の場所として記憶に残っていくことと思います。
最後に「43年間、ありがとうございました」とお伝えしたいです。
店内商品は少なくなっていますが、まだ残っている商品もあります。
とってもお得なので興味のある方は閉店日までにチェックしてみて下さいね。
※お忙しい中ご対応下さったCarrot様、ありがとうございました!
※にゃーす様、画像提供・情報提供ありがとうございました!
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